リスペクトは重要よね、ってお話。 「七人のハナコさん」はPS2の「shinobi」という アクションゲームを結構 参考にして作られていて、 主人公がつけているひらひらしたハチマキは この「shinobi」の主人公のマフラーを どうにか再現できないかと研究して出来たものです。 その名も「マフラーシステム」。 最初は主人公の華子だけに使うつもりだったのですが 存外システムの出来が良かったので、 他のキャラにも積極的に採用しました。 おかげで他のゲームにない特徴的なシルエットの キャラが出来たと思います。 特にアザミのジャケットの袖は 鳥がはばたいてる感じが出てとても良くなりました。 ・家庭科室の花子さん(アザミ) このキャラはプレーヤーが3番目に出会う花子さん。 モチーフが「朱雀(鳳凰)」と「怒」だったので 体が燃えていて着ているものが下から上にゆらゆら揺れて 鳥がはばたいてる感じに見えるといいなー とかイメージ。 ステージデザインをした段階ではステージ3(アザミ)を炎のステージに、 ステージ4(キキョウ)を氷のステージにしようと考えていたので アザミは夏服っぽいデザインに、キキョウは冬服っぽいデザインに設定。 アザミ案 夏っぽく上はタンクトップで下は短パン 靴下は鳥の足をイメージして黄色のシマシマに、 瞳は鳥よけの風船の赤・黄色・黒の模様にしました。 ヘヤースタイルは何度か描き直していて、 炎が燃えているようなポニーテールタイプや 鳥の羽みたいに動くツインテールタイプを考えてましたが、 ポニテはリリが使うし、ツインテは腰のジャンパーとかぶるので却下。 最終的には鳥が羽根でタマゴを包んでいる図を モチーフにしたベリーショートの髪型にしました。 (サンダーバードのアイコンが顔に見えるって聞いたことないですか?) ゲーム中のアザミ(最終稿) 最初のデザインから変わったのは赤い指ぬきグローブをつけたことで、 画面上で手が見にくかったことから変更しました。 アニメをつける前は「炎を使って戦う」というのだけ決まっていたので 羽根みたいなのを飛ばして弾幕攻撃でもさせようかと思ったんですが、 グローブをつけた後から思いっきり格闘タイプにシフトし アッパーカットや 一本背負い(未使用)、かかと落とし(未使用)、 終いには波動拳(未使用)を撃つようになってました。 (ていうか未使用のアニメ多いな!;) アザミのアニメからより細かくより枚数の多いアニメを作ろうとして 「ストリートファイターIII」のモーションを参考にしたのも かなり大きく影響していたと思います。 他のキャラは6〜8枚でアニメする所、アザミは12枚ぐらい 描いてたので変にぬるぬるしていますね。 アザミ戦 ボス戦では趣向を変えて、相手が燃え尽きるまでの時間 とにかく逃げ続ける持久戦(?)を用意しました。 これは毎ステージ同じタイプのボス戦だとつまらないと思ったのと、 火の鳥(不死鳥)がモチーフのアザミがそう簡単に死ぬのも おかしいと思ったのでこの形になりました。 ボス撃破までの時間は1分30秒を目安にしていて、 これは作った曲が1分20秒だから 曲が一周するまでは 死なないようにしようっていう理由で決めました。 ちなみに苗字の「大鳥」は「鳳(おおとり)」のもじりなんですってばよ。 |
Maruchu |